【日本の誕生を祝う】建国記念の日に食べたい「餅」の由来と縁起の良さ|山梨・甲府の老舗が語る伝統の味
2026年2月11日、本日は「建国記念の日」です。
私たちの国、日本が歩んできた長い歴史を振り返り、その成り立ちを祝うこの日は、いわば「日本の誕生日」。
そんな特別な一日に、私たちはどのような心構えで、何を口にするべきでしょうか。
お祝いの席に欠かせないものといえば、やはり「紅白餅」です。
なぜ日本人は、人生の節目や大切な祝祭の日に紅白のお餅を食べるのか。
そこには、現代人が忘れかけている深い精神性と、豊かな知恵が隠されています。
今回は、山梨・甲府の地で70余年お餅を搗き続けてきた「三代目餅屋和平」が、
紅白に込められた願いと、祝日にふさわしいお餅の楽しみ方についてご紹介します。
建国記念の日とは?「日本の誕生日」を祝う心
建国記念の日は、「建国をしのび、国を愛する心を養う」日として、昭和41年に定められました。
歴史を遡れば、初代天皇である神武天皇が即位した「紀元節」に由来します。
祝日というと「単なるお休みの日」になりがちですが、建国記念の日は、
私たちが今こうして平和に暮らせている土台、すなわち「日本という国」への感謝を捧げる日です。
この日に、古来より神様への供物として捧げられてきた「お餅」を食べることは、私たちのルーツを再確認し、誇りを持って新しい一日を歩み出すための儀式ともいえるでしょう。
なぜ「紅白」なの?赤と白の色に込められた特別な意味
日本人の美意識に深く根付いている「紅白」。私たちは当たり前のように慶事でこの色を使いますが、その起源には諸説あります。
一つは、赤が「赤ちゃん(生命)」を、白が「死装束(別れ)」を意味し、
人の一生(誕生から死まで)を表現しているという説。
もう一つは、源平合戦の際に赤旗と白旗に分かれて戦ったことから、
一対の対抗関係、ひいては「和(調和)」を象徴するようになったという説です。
いずれにせよ、相反する二つの色が合わさることは「平和」や「円満」を意味しており、
建国を祝う日にこれほどふさわしい色はありません。
お祝いの象徴「紅白餅」の由来と日本文化の繋がり

日本では、お米は一粒一粒に「魂(稲霊)」が宿ると信じられてきました。
そのお米を搗き固めたお餅は、最もエネルギーが凝縮された「生命力の塊」です。
赤色は「魔除け」と「生命力」の象徴
紅白の「赤」は、古来より災いを払う「魔除け」の色です。
神社にある鳥居の赤も、邪気を寄せ付けないためのバリアのような役割を果たしています。
また、太陽の輝きや血の色を連想させる赤は、生きる力そのものを表します。
建国記念の日に赤いお餅を食すことは、日本の繁栄と家族のバイタリティを願う祈りでもあるのです。
白色は「清浄」と「新たな始まり」の象徴
「白」は、汚れのない清らかな状態、すなわち「聖域」を意味します。
神様が宿る依代(よりしろ)となるお餅そのものの色であり、邪気を寄せ付けない清浄の力を持っています。
建国記念の日という「新しい年の始まり」に似た特別な日に白いお餅を食べることは、
心を真っさらにリセットし、清々しい気持ちで未来へ向かうことを意味します。
山梨・甲府の風土が育む「三代目餅屋和平」の餅

私たち「三代目餅屋和平」は、山梨県甲府市という、自然の恩恵に満ちた場所でお餅を作り続けています。
私たちのこだわりは、第一に「水」です。甲府は南アルプス、八ヶ岳、富士山に囲まれた盆地であり、その地下には磨き抜かれた伏流水が流れています。
お餅の重量の多くを占めるのは水分ですから、水の質がお餅の透明感と香りを決定づけます。
和平の餅は、この清らかな水でもち米を研ぎ、昔ながらの杵つき製法で時間をかけて搗き上げます。
機械で練っただけのものとは違い、空気を適度に含まない「密度の高いコシ」と、噛むほど
FAQ:お祝いのお餅に関するよくある質問
Q: なぜ「建国記念の日」にお餅を食べるのですか?
A: 古来、日本の祝祭には「餅」が不可欠でした。
国の成り立ちという最大の慶事に、神聖な食べ物であるお餅を供え、家族で分け合うことは、日本文化の美しい形の一つです。
まとめ:2026年の建国記念の日は、紅白餅で豊かな一日を
これからの皆様の歩みが力強く、実り多いものになりますよう願っております。
本日は、ぜひご家族で「本物の日本の味」を囲んでみてください。
【出典・引用】