結婚挨拶の手土産はどう選ぶ?おすすめ品や相場、渡し方のマナーを解説
結婚を控えたカップルにとって、最初の大きな関門ともいえるのが「相手のご両親への挨拶」です。
「喜んでもらえるものは何だろう?」「失礼のない渡し方は?」と、手土産一つとっても悩みは尽きないものです。
手土産は、お相手の家族に対する敬意と、感謝の気持ちを伝える大切なコミュニケーションツールです。
この記事では、公的なマナーの指針や日本の伝統的な贈答文化に基づき、
結婚挨拶で失敗しないための手土産の選び方、相場、そして大人の嗜みとして知っておきたい渡し方のマナーをご紹介します。
いくらが妥当?手土産の相場と予算の考え方

結婚挨拶における手土産の相場は、一般的に「3,000円から5,000円程度」が目安とされています。
まず、3,000円を下回るような安価な品物だと、一生に一度の重大な挨拶としては少し物足りない、
あるいは軽んじているという印象を与えてしまうリスクがあります。
一方で、1万円を超えるようなあまりに高価すぎるものは、
かえって相手のご両親に「お返しをしなければ」という気を使わせてしまい、心理的な負担となってしまいます。
また、過度に豪華なものは「金銭感覚が派手すぎるのではないか」という懸念を抱かせる原因にもなりかねません。
特に初対面の場合は、今後の長いお付き合いの第一歩ですので、無理のない範囲で、
かつ「自分たちのために一生懸命選んでくれた」と感じてもらえる高品質なものを選ぶのが、最もスマートな予算の考え方です。
ここには注意!手土産選びの6つのポイント
お相手のご両親に「気が利く人だ」「安心して娘・息子を任せられる」という印象を持ってもらうために、
品物選びでは以下の6つのポイントを意識しましょう。
①相手の好みを徹底リサーチ
最も重要なのは、パートナーを通じて、ご両親の好きなものや苦手なもの、
健康状態(甘いものを控えている等)、アレルギーを事前に確認しておくことです。
②日持ちするものを選ぶ
挨拶の後はご両親も緊張が解けて一息つきたいものです。
1週間から2週間程度は日持ちするものであれば、ご両親のペースでゆっくりと楽しんでいただけます。
③個包装されているもの
家族で分けやすく、衛生面でも配慮が行き届いている印象を与えます。
切り分ける手間をかけさせないという配慮も、大人のマナーとして高く評価されます。
④縁起の悪いものは避ける
結婚に関する行事では「忌み言葉」と同様に、連想されるイメージを大切にします。
例えば「切る」を連想させるカステラ(包丁が必要なもの)や、「割れる」イメージの煎餅などは避けるのが無難です。
⑤自分の地元の特産品
「私の地元、山梨で評判の和菓子です」という一言は、自己紹介を兼ねたアイスブレイクとして非常に有効です。
⑥格式のある店舗で購入
百貨店や歴史のある老舗店の品物は、包装紙を見ただけで「丁寧な準備をした」という信頼感を与えます。
おすすめの手土産4選:和菓子が選ばれる理由と文化的背景
和菓子は、日本の伝統的な「行事食」としての側面が強く、改まった席に最適です。

⚫︎どら焼き・最中
二つの面が合わさる形が「円満」を象徴し、夫婦の絆を連想させます。
⚫︎お餅・大福
「粘り強く縁が続く」という意味があり、古来よりハレの日の食べ物として重宝されてきました。
⚫︎上質な焼き菓子セット
ティータイムを大切にするご家庭や、洋風の好みに合わせて。
⚫︎高級なお茶
甘いものが苦手な方へ、心落ち着く上質な時間を。
引用:和菓子の重要性 農林水産省の指針によると、和菓子は季節感や「ハレの日」を演出する重要な役割を担っています。
「和菓子は、年中行事や冠婚葬祭などの人生の節目に密接に関わっており、地域の絆を深める役割を果たしている。
また、原材料には豆類や米、芋類などの植物性原料が多く使われ、日本の風土に合った食文化である。」
(出典:農林水産省「和菓子の魅力」より抜粋・要約)
手土産に「のし」はつける?つけない?適切な包装の考え方
結婚挨拶の手土産において、「熨斗は必ずしもつける必要はない」というのが現代の一般的なマナーです。
実は、結婚挨拶は「結婚の許しを請う」段階であり、まだ慶事が確定したわけではないため、
のしを付けると「準備が良すぎて強引(決定事項のように振る舞っている)」と感じる方も稀にいらっしゃいます。
もし包装が寂しいと感じる場合は、お店で「内のし(包装紙の内側)」にしたり、
上品な掛け紙をお願いしたりするのが、奥ゆかしい配慮となります。
引用:贈答のマナー 日本の伝統的な贈答の形式において、熨斗は本来、慶事の確定を祝う儀礼的な象徴です。
「熨斗は、古くはアワビを薄く伸ばした『打ち鮑』が起源。長寿や繁栄の象徴であり、お祝い事の印。挨拶回りの段階では、より控えめな『無地のし』や、リボンなしの包装のみに留めることが謙虚な姿勢を示すとされる。」
(出典:文化庁「生活文化(食)の継承に関する実態調査」および関連資料より参照)
手土産の渡し方と気をつけたい結婚挨拶の立ち振る舞い
品物選びと同じくらい、あるいはそれ以上に大切なのが、当日の立ち振る舞いです。

手土産は当日に購入しない
手土産は必ず前日までに用意しておきましょう。当日の朝に慌てて購入すると、包装に時間がかかって遅刻したり、
万が一お目当ての品が売り切れていたりと、リスクが大きすぎます。
また、丁寧に準備された品物か、間に合わせで買った品物かは意外と伝わってしまうものです。
渡すタイミング
手土産を渡すのは、「部屋に通され、挨拶をして全員が着席する直前」がベストです。
玄関先で渡すのは「早く帰ります」という略儀の意味になってしまいます。
ただし、保冷が必要なものや重いものを渡す場合に限り、玄関で一言添えてお渡しするのが親切です。
紙袋の扱い
渡す際は必ず紙袋から品物を取り出し、一度自分の方に向けて汚れがないか確認してから、
時計回りに180度回転させて正面をご両親に向けて両手で差し出します。
紙袋はそのまま渡さず、畳んで持ち帰るのが基本のマナーです。
結婚挨拶で手土産を渡す際の言葉【例文あり】
かつては「つまらないものですが」という言葉が定番でしたが、
現代では「相手のために一生懸命選んだ」ことが伝わるポジティブな言葉が好まれます。
例文(地元の品を贈る場合)
「私の地元である山梨の老舗で、職人が一つひとつ手作りしているお餅です。
とても美味しいので、ぜひ皆さまで召し上がっていただきたく、今日のために選んできました」
このように、「なぜこれを選んだのか」という理由を添えるだけで、会話がスムーズに弾み始めます。
まとめ:誠実さを伝えるための一歩として
結婚挨拶の手土産は、お相手の家族に対する「これからよろしくお願いします」という誠実な気持ちを可視化したものです。
相場や渡し方のマナーを守ることは、あなた自身の品格を示すと同時に、お相手のご両親への深い敬意を表します。
私たち三代目餅屋和平の和菓子は、1954年の創業以来、甲府の清らかな水と厳選された素材を用いて、
一つひとつ丁寧にお作りしています。
粘り強く縁を結ぶ「お餅」や、円満を願う「どら焼き」は、新しい家族の絆を結ぶ結婚挨拶という大切な日にふさわしい逸品です。
大切な日の準備に、真心のこもった和菓子を添えてみてはいかがでしょうか。
あなたの誠実な想いが、美味しいお菓子と共にご両親の心に届くことを願っております。
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