三代目餅屋和平が契約農家のもち米にこだわる理由
新緑の木々が青空に映え、吹き抜ける風に初夏の匂いが混じる季節となりましたね。
皆様、いかがお過ごしでしょうか。
私たちは、日々真心を込めてお餅のおいしさを皆さまにお届けしております。
お餅の美味しさを決める要素はたくさんありますが、その中で最も重要な「命」とも言える存在が、原材料である「もち米」です。
今回は、三代目餅屋和平のお餅の美味しさを支える、特別なもち米の故郷についてお話しいたします。
私たちがなぜ特定の地域の、それも「契約農家」さんの米にこだわるのか、その理由をご紹介していきます。
1. 餅の命は米にあり:三代目餅屋和平が「契約農家」にこだわる理由

皆様は、お餅を口にした瞬間に「あ、このお餅はお米の香りがする」と感動したことはありますでしょうか。
お餅の原材料は、非常にシンプルであり、基本的にはもち米と水だけで作られます。
ごまかしが利かないシンプルな食べ物だからこそ、素材の良し悪しがそのままダイレクトに味に現れます。
私たち三代目餅屋和平は、上質で心から美味しいと感じていただけるお餅をお届けするために、もち米選びにこだわっています。
私たちが辿り着いた答えは、単に市場から良質なもち米を買い付けることではありませんでした。
信頼できる特定の地域の農家さんと手を取り合い、「契約農家」として一緒に米作りから向き合うことだったのです。
1.1 大量生産では出せない「本物のお餅」のコシと粘り
現代の市場には、一年中安価に手に入る大量生産のお餅がたくさん溢れています。
それらはとても便利ですが、効率を最優先するために、様々な地域のお米が混ざり合っていることがほとんどです。
しかし、それでは私たちが追い求める「圧倒的なコシ」と「粘り」を生み出すことはできません。
もち米は、育った土地の土、水、そして気候によって、その性質が繊細に変化するからです。
私たちは、自分たちが理想とするお餅の食感を実現するために、最高の環境で育った素晴らしいもち米を求めていました。
それを叶えてくれたのが、品質に対して絶対のプライドを持つ、自社の契約農家さんたちだったのです。
1.2 米粉ではなく、丸ごとのもち米を使用
市販されている安価なお餅の中には、扱いやすくするために米粉を水で練って作られているものも少なくありません。
しかし、それではお米本来の持つ「稲霊」の力や、芳醇な香りを引き出すことは不可能です。
三代目餅屋和平では、厳選された国産もち米を100%使用し、粒のまま丸ごと蒸し上げることにこだわっています。
契約農家さんから届いた大切ともち米を、一晩かけてじっくりと水に浸し、職人がで力強く蒸し上げます。
粒の形が残った炊きたてのもち米を、熟練の職人がその日の気温を見極めながら、一気に搗き固めていく。
この伝統的な製法を守り続けることこそが、私たちが守り続けるべきであり、農家さんの努力に報いる唯一の方法だと信じています。
2. 霊峰の恵みを吸い上げて:富士山麓の小山町とは
三代目餅屋和平のお餅のベースを支える、二大拠点のひとつ。
それが、大自然の雄大なエネルギーに満ちた、富士山麓の「小山町」です。
静岡県の最北東に位置するこの町は、目の前に富士山の圧倒的な大パノラマが広がる、非常に美しい場所です。
古くから金太郎生誕の地としても知られ、豊かな自然と清らかな環境が今なお色濃く残されています。
この富士山の懐に抱かれた小山町で作られるもち米には、他の土地では決して真似のできない、神秘的な美味しさが宿っています。
その秘密は、富士山が長い年月をかけて育んできた「大地の仕組み」にありました。
2.1 富士山の雪解け水が育む、唯一無二の肥沃な大地
小山町をもたらす最大の恵み、それは何といっても富士山に降り注いだ雨や雪がろ過されて湧き出る「雪解け水」です。
富士山の伏流水は、幾層もの溶岩層を何十年、何百年という歳月をかけて通り抜けることで、豊富なミネラルを蓄えた清らかな水へと生まれ変わります。
この贅沢極まりない名水が、毎日のようにもち米の田んぼへと贅沢に注ぎ込まれているのです。
さらに、富士山麓の火山灰土壌は水はけが良く、お米の根が地中深くへとしっかりと張り巡らされる特徴を持っています。
清らかな水と、力強い大地から栄養をこれでもかと吸い上げたもち米は、一粒一粒が信じられないほどの輝きを放ちます。
この環境だからこそ、炊き上げた時に素晴らしい艶と、お米本来の濃厚なコクを持つもち米が育つのです。
2.2 小山町の契約農家さんが育てる品質
どれほど優れた環境があっても、それを活かす人間の情熱がなければ、極上の米は生まれません。
小山町の自社契約農家さんは、お米作りに対して「絶対に妥協を許さない」という猛烈なプライドを持っています。
毎日の水の管理、土壌の健康状態のチェック、そして稲の成長に合わせた細やかな手仕事。
彼らは我が子を育てるかのように、一本一本の稲に惜しみない愛情を注ぎ続けています。
この妥協を許さない美味しさが、そのまま三代目餅屋和平のお餅の「品格」となって活かされています。
3. 八ヶ岳の清流と高い空:北杜市小淵沢町とは
そして、小山町と並んで三代目餅屋和平のお餅を支えるもう一つの故郷。
それが、山梨県の北西端、八ヶ岳の南麓に位置する「北杜市小淵沢町」です。
標高が非常に高く、澄み切った空気がどこまでも広がる小淵沢町は、古くから馬の里や避暑地として愛されてきました。
南アルプスや甲斐駒ヶ岳といった名峰に囲まれたこの地は、まさに「天の恵み」を最も近くで受け取る場所です。
富士山麓の小山町とはまた異なる、小淵沢ならではの独特な気候と豊かな水。
これが、お餅にこの上ない「キレ」と「感動的な食感」をもたらしてくれるのです。
3.1 日本屈指の日照時間と名水がもたらす極上の甘み
北杜市小淵沢町がある地域は、実は「日本一の日照時間」を誇る場所としても有名です。
太陽の光をたっぷりと浴びることで、稲は光合成を活発に行い、お米の芯にたくさんのデンプンを蓄えます。
そして、お米を潤すのは、八ヶ岳の大自然から流れ出る「名水百選」にも選ばれるほどの清流です。
冷涼で雑味の一切ない八ヶ岳の水は、もち米の雑味を消し去り、純粋無垢なお米の甘みだけを引き出してくれます。
太陽の恵みと、清らかな水の出会い。
これによって、噛めば噛むほどに上品で深い甘みが口いっぱいに広がる、最高級のもち米が仕上がります。
3.2 小淵沢の厳しい寒暖差が育てる、お餅に最適な「強いコシ」
小淵沢町の標高の高さは、お米に素晴らしい「寒暖差」という試練を与えます。
夏の昼間は太陽の光でしっかりと気温が上がりますが、夜になると山からの冷たい風によって一気に冷え込みます。
この激しい昼夜の寒暖差こそが、もち米の身をギュッと引き締め、お餅にした時の「強いコシ」を生み出す秘訣なのです。
夜の寒さから身を守るために、お米は昼間に作った栄養をしっかりと自身の内に閉じ込めます。
じっくりと時間をかけて熟成された小淵沢のもち米は、非常に粘り強く、搗いた時に最高の弾力を発揮します。
小淵沢の契約農家さんもまた、この過酷で美しい自然と真摯に向き合い、最高の品質を守り続けているプロフェッショナルです。
彼らの育てるもち米があるからこそ、私たちは自信を持って「本物のお餅」を皆様にお届けできています。
4. 契約農家と職人の絆が織りなす、三代目餅屋和平の逸品

ここでは、職人の手仕事と自慢のもち米が織りなす、三代目餅屋和平の自慢の一品をご紹介いたします。
どれも、大自然の恵みと人の温もりが詰まった、特別な品々ばかりです。
それが、当店の新しい看板商品である「ほっぺた餅 大粒ピーナッツとゴマと青のり(8個入り)」です。
このお餅の最大の特徴は、その名前の通り、まるで「赤ちゃんのほっぺ」を触っているかのような柔らかさにあります。
手にした瞬間に指先が包み込まれるような心地よい質感は、お餅の水分バランスを極限まで追求した職人技の結晶です。
一口噛むと、国産もち米100%ならではのもっちりとした弾力が広がり、心まで優しく解きほぐされるような食感です。
→三代目和平のほっぺた餅 大粒ピーナッツとゴマと青のり (8 個入り)
5. まとめ:大地の恵みと農家さんの愛を、お餅という形に変えて
いかがでしたでしょうか。
三代目餅屋和平のお餅の美味しさの秘密、それは富士山麓の小山町と、八ヶ岳の南麓に位置する小淵沢町という、日本の宝のような大自然の中にありました。
そして何より、その土地で「最高の米を作る」、契約農家さんたちの存在です。
彼らが毎日、汗を流して田んぼを見守ってくれているからこそ、私たちは最高のお餅をお客様にお届けすることができます。
お餅を食べるということは、単にお腹を満たすことではありません。
大地の偉大なエネルギーを体内に取り込み、農家さんや職人の「愛」を受け取って、明日への活力に変えることです。
忙しい毎日のちょっとしたお茶の時間に、あるいは大切な方への真心を込めた贈り物に。
ぜひ、私たちのこだわりが詰まった本物のお餅や和菓子を選んでみてください。